10/18(土)備前市美術館ナイトミュージアム〜おかやまハレイロキャンペーン〜

──土と風が出会う夜。
2025年7月12日にグランドオープンした備前市美術館。備前焼まつりの夜は、20時まで開館時間を特別延長し、ナイトミュージアムを開催!
まるで舞台演出のようなライトアップと、展示・パフォーマンス・音楽・茶会といっしょに、皆様をお迎えします。普段と違う夜の装いの美術館を、五感で楽しんでみませんか?

備前市美術館ナイトミュージアム〜おかやまハレイロキャンペーン〜
日時:2025年10月18日(土)17:00〜20:00
会場:備前市美術館 1F〜3F
■駐車場について:お車でお越しの方は、10月18日(土)・19日(日)は、備前焼まつり開催のため、【P1】当館駐車場は「ゆずりあい駐車場」となりますのでご注意ください。 一般車両駐車場として【P2】旧品川リフラ社員寮後地 又は、【P3】備前市民病院前の臨時駐車場をご利用ください。→駐車場MAP
■プログラム:詳細は下記をご覧ください
■入場料:無料(茶席・展示は入場有料)
■主催:備前市/岡山県/一般財団法人備前市文化芸術振興財団  
後援:備前市教育委員会

▼プログラム&スケジュール

★1階エントランスホール

【1】橋本雅衣(Pf) 17:00〜17:07

小学1年生。2024年、幼稚園年長で「ショパン国際ピアノコンクール in ASIA」未就学児部門金賞を受賞。今回のナイトミュージアムで、ピアノの音色をお届けします。
1.W.A.モーツァルト メヌエット ヘ長調KV.2
2.ブルックミュラー 25の練習曲 すなおな心Op. 1

【2】米倉孝トリオ 17:15〜17:55

ライトアップされた不思議な美術館の空間でシックなジャズの音色で癒しのひと時を。
出演:米倉孝(Ts)、芝田奨(B)、米倉由起(Pf)

1.Love is here to Stay………ジョージ・ガーシュイン作曲
2.In A Sentimental Mood………デューク・エリントン作曲
3. So Nice………マルコス・ヴァーリ作曲

【3】ダンス・インキュベーション・フィールド岡山 18:10〜18:50
原郷の風 ― 土と風の舞「土と風が出会う夜」

ダンス・インキュベーション・フィールド岡山が、正宗文庫の短歌をピアノにのせ、語りと歌・洋舞で備前が誇る知の宝庫を表現します。

1.明日
(アンドレ・ギャニオン作曲 演奏:ピアニストユリ 振付:万代祐梨子 出演:古屋百々明)
短歌「こぎはなれ 我が里見れば 我が里も 道ゆきぶりの 里の心地す」
未来への旅立ちを描く曲と、里を「旅の一里塚」と見直す短歌が重なります。

2.Aqua
(坂本龍一作曲 演奏:ピアニストユリ 振付:清水フミヒト 出演:岡田吉加 万代祐梨子 神田沙英 ルグランジュリア 西村菜々心 片山かんな 三宅乃愛)
短歌「陶物師 陶物な焼き かまのべの 紅葉ちるまで 見めでつ酒のめ」
窯場の炎と紅葉の美を想わせる曲。自然と人の営みの交わりを祝う短歌と呼応します。

3.テルーの唄
(宮崎吾朗作詞 谷山浩子作曲 歌:Eriko T. Murray 振付:清水フミヒト 出演:清水フミヒト 岡田吉加 万代祐梨子)
短歌「陶物師 轆轤とどめて 背をのばし かまばの紅葉 しばし見入るも」
制作の手を止め紅葉を見つめるまなざし。命の儚さと祈りを歌う曲と響き合います。

4.波に消えた記憶
(シークレット・ガーデン作曲 演奏:ピアニストユリ 歌:Eriko T. Murray 振付/出演:神田沙英)
短歌「国々の 人らつどひて すゑものゝ はなしに春の 日はたけにけり」
森に響く祈りのような音楽。自然と人の営みの記憶を語る短歌と重なり、鎮魂を描きます。

5.高貴なお方の狂騒曲
(久石譲作曲 振付/出演:三宅乃愛)
短歌「われと山羊 たはれてしばし うつつなし われ手をふれば 彼踊り立つ」
お祭りの場で子どもの踊りを喜ぶ貴族の姿。戯れと生命の喜びを詠む短歌と共鳴します。

6.Tears In Heaven
(エリック・クラプトン、ウィル・ジェニングス作詞・作曲 演奏:ピアニストユリ 歌:Eriko T. Murray 振付/出演:ルグランジュリア)
短歌「陶物師 轆轤とどめて 背をのばし かまばの紅葉 しばし見入るも」
失われたものへの祈りの歌。紅葉を見つめる静かな眼差しと重なり、鎮魂を響かせます。

7.You Raise Me Up
(Brendan Graham作詞 Rolf Lovland作曲 演奏:ピアニストユリ 歌:Eriko T. Murray 出演:清水フミヒト)
短歌「国々の 人らつどひて すゑものゝ はなしに春の 日はたけにけり」
人が人を支える力を歌う名曲。備前焼を媒介に人が集う短歌と重なり、希望をつなぎます。

8.Baby God Bless You(清塚信也作曲 振付:清水フミヒト 演奏:ピアニストユリ 出演:岡田吉加 万代祐梨子 神田沙英 ルグランジュリア 西村菜々心 片山かんな)
短歌「ごまの味 火だすきの色 見るたびに なつかしさそふ 伊部の焼物」
新しい命への祝福の旋律。焼物に宿る懐かしさの短歌と響き合い、未来への祈りを託します。

9.いのちの歌(竹内まりあ作詞 村松崇継作曲 振付:清水フミヒト 演奏:ピアニストユリ 歌:Eriko T. Murray 出演:岡田吉加 万代祐梨子 神田沙英 ルグランジュリア 西村菜々心 片山かんな 三宅乃愛 古屋百々明)
短歌「こぎはなれ 我が里見れば 我が里も 道ゆきぶりの 里の心地す」
命の旅と感謝を歌うフィナーレ。里を旅の風景に重ねる短歌とつながり、命の循環を感じさせます。

10.Bolero meets Time to Say Goodbye(東大路憲太作曲 演奏:ピアニストユリ 歌:Eriko T. Murray 振付:清水フミヒト 出演:岡田吉加 万代祐梨子 神田沙英 ルグランジュリア 西村菜々心 片山かんな 三宅乃愛 古屋百々明 清水フミヒト)
短歌「ごまの味 火だすきの色 見るたびに なつかしさそふ 伊部の焼物」
親しみやすくも深い旋律。焼物を見て呼び覚まされる懐かしさと未来への旅立ちを結びます。

【4】いいむろなおき マイム小品集 19:10〜19:40

スタイリッシュで洗練されたスピード感あふれる舞台と、笑いを忘れない作風を得意とするパフォーマー・いいむろなおきのパントマイムショー。「見えない壁」「綱引き」などのちょっと不思議でコミカルなマイムからストーリーのある小作品まで詰め込んだ作品集です。

・マイムバラエティショー! 他
演出/振付/出演:いいむろなおき

★3階ラウンジ

日本の四季の彩と和文化の魅力を枯山水(屋上庭園)のライトアップとともに日本伝統音楽でおたのしみください。

【1】岡山三曲協会  17:30〜18:00
出演:一箏 三上澄之、二箏 三上隆睦、十七絃 三上歌舞、尺八 塩治尺山

箏・尺八・十七絃による名曲集より 渡辺泰子編曲
1.お江戸日本橋
2.通りゃんせ
3.さくら
4.ふるさと
5.四季の歌
6.荒城の月 
佐藤義久作曲 
7.「赤い花束」

【2】みずほ倶楽部 民謡Live 19:00〜19:40
出演:田中みずほ 藤原可菜子 植野厚子 小田はるこ

1.名曲集「秋の月 虫の声」
 虫の合方
 五木の子守唄
 勧進帳の合方
 炭坑節
2.阿波よしこの節
 徳島夏の風物詩「踊る阿呆に 見る阿呆」
3.越中おわら節
 越中八尾、二百十日の風が吹く「おわら風の盆」
4.本荘追分
 哀愁漂う秋田「追分節」
5.こきりこ節
 千年の時を見守る「古代民謡」

★3階茶室

備前市美術館プレミアムお茶会(要事前申込・4回開催・各席5人程度)

7/12にグランドオープンした備前市美術館3階茶室でのプレミアムお茶会。
備前焼人間国宝のお茶碗でお抹茶を一服。石川県小松市の「行松旭松堂」のお菓子もお楽しみに。


席主:裏千家 木村宗英 (備前市茶道連盟会員)
会費:2000円/人(当日受付でお支払いください)
お茶席(4回開催、各席5人程度)
一席 16:30~17:10 ①満席
二席 17:20~18:00 ②
三席 18:10~18:50 ③
四席 19:00~19:40 ④
※要事前申込。下記の方法でお申し込みの上、各会10分前までに会場へお越しください。
申込:電話またはFAX、メールで事前にお申込みください。
   ※FAX、メールでお申込の方は、事務局より受付について折返しご連絡をさせていただきます。
申込先:一般財団法人備前市文化芸術振興財団(備前市美術館内)
    TEL 0869-64-1400 FAX 0869-64-1401
    e-mail info@bizen-moa.jp(担当:三村)

展示室・ミュージアムカフェ

@1F展示室(無料)
歴史展示室 備前焼歴史展示
展示室0  定窯の現代陶芸展 -天下無双-

@1Fミュージアムカフェ
17:00~20:00(L.O 19:30)

@2F展示室(有料)
展示室1 備前の現代陶芸:至極の逸品[後期]
展示室2 備前市美術館収蔵品展 I
展示室3 正宗文庫の小宇宙 敦夫の愛した選りすぐり
【観覧料】 一般 500円 / 大学生・高校生 300円 / 中学生以下 無料


◎米倉孝トリオ
サクソフォン奏者・米倉孝を中心に、芝田奨(ベース)、米倉由起(ピアノ)によって構成されるジャズ・トリオ。繊細さと力強さを併せ持つアンサンブルで、ジャンルの垣根を越えた豊かな音楽表現を追求している。米倉孝はカルテット編成でも活動し、国内外の第一線アーティストとの交流を重ねている。2022年から、日本赤十字社岡山県支部、林原美術館、(有)長谷川楽器店の後援のもと、林原美術館にてチャリティーコンサートを継続的に開催。音楽を通じて支援の輪を広げる活動にも力を注いでいる。

──米倉孝(テナーサクソフォン)
国立音楽大学器楽科サクソフォン専攻卒業、米国インディアナ大学ジェイコブズ音楽院(音楽学部)大学院修士課程修了。県内外において現代音楽、ジャズ等を中心に演奏活動を精力的に行う。2019年、2020年吉備創成カレッジ講師、元山陽学園短期大学教授。米倉孝デュオ・トリオ・カルテット主宰。山陽新聞社カルチャースクール「ジャズ音楽講座」講師、長谷川楽器ウインドパサージュサクソフォン講師。国立音楽大学岡山県同調会会長。「米倉企画 咲かそ横丁」代表。takashi yonekura YouTubeにて無料演奏公開中。

──芝田奨(ウッドベース)
高校時代にジャズ・ビッグバンドでエレキベースを始める。ウッドベース奏法を大阪センチュリー交響楽団の坂倉健氏に、ジャズベースを西川サトシ氏に師事。ジャズ・ビッグバンドや現代音楽のオーケストラをはじめ、タップダンサー、二胡奏者、箏奏者など、ジャンルを越えた多彩なアーティストと共演。海外アーティストとの共演も多く、その柔軟でジャンルにとらわれないプレイスタイルには定評がある。現在は、自身がリーダーを務めるバンドのほか、他バンドへのサポート、ライブやレコーディングなど、関西を拠点に精力的な音楽活動を展開している。

──米倉由起(ピアノ)
国立音楽大学作曲科卒業、同大学院修了。米国インディアナ大学ジェイコブズ音楽院(音楽学部)大学院留学。2005年岡山国体開会式歓迎演技「丹頂の舞」作曲。第25回岡山国民文化祭・岡山県バレエ連盟作品「扇  の童女と笛吹」作曲。2024年第74回全国植樹祭岡山2024テーマ曲作曲。米倉孝カルテットメンバーとして活動。くらしき作陽大学音楽学部 同大学院作曲理論 教授。日本作曲家協議会会員。日本音楽著作権協会会員。

◎ダンス・インキュベーション・フィールド岡山
──清水フミヒト(しみず・ふみひと)
舞踊家・振付家。尚美学園大学芸術情報学部 舞台表現学科 准教授。全国舞踊コンクール第1位・文部科学大臣賞受賞。平成20年度 文化庁新進芸術家海外研修員(米国ニューヨーク)。2010年にソロ作品『FLOWER』を現地で発表。代表作『Water Flow』(2015–2019)は、水と命の循環をテーマに日米で上演され高評価を得る。電動車椅子サッカー選手との協働『それぞれのたましいのかたち』、国際共同制作『KOKORO』、米国Misako Balletとの連携、日本文化継承を目的とした子ども向け体験型プログラム『すぐCOCOアート!! USA』の企画運営など、国内外の団体や、地域、教育、福祉などの分野と連携した表現活動に取り組む。一般社団法人現代舞踊協会 理事、一般社団法人Well-Wind 代表理事。ダンス・インキュベーション・フィールド岡山講師。

──岡田吉加(おかだ・よしか)
3歳より、堤ゆみ子バレエ研究所にてクラシックバレエを始め、堤ゆみ子、尺田知路に師事する。2000年〜2004年 スイスへ留学。「Performance Year」「Cinevox Junior Dance Company」にて、ネオ・クラッシック、コンテンポラリーダンスを踊る。現在、舞台活動を行う傍ら、「明るく・楽しく・美しく」をモットーに、怪我をしにくい身体づくりや身体の使い方を含めてバレエ、ボディコンディショニングなど指導者としても幅広く活動している。バレエスタジオ☆ブリリアンス 主宰。ダンス・インキュベーション・フィールド岡山 代表。

──万代祐梨子(まんだい・ゆりこ)
ダンス・インキュベーション・フィールド岡山1期生。2024年公演「紡 TSUMUGI〜宇喜多秀家の物語〜」で総合演出をつとめる。第25回国民文化祭・おかやま2010 オープニングナビゲーターあっ晴れ組ダンスリーダー。岡山市芸術祭50周年記念事業 まちアートプロジェクト「駅舞-エキマエ-」、記念公演「ミュージカルファンタジー後楽園」出演。現代舞踊協会主催 5月の祭典、現代舞踊フェスティバル出演。ダンス・インキュベーション・フィールド岡山 副代表。

──ダンサー:神田沙英、ルグランジュリアローズ、西村菜々心、三宅乃愛、古屋百々明、片山かんな

──Eriko T. Murray(エリコ・T・マーレー)
岡山県倉敷市出身。10歳で歌を始め、英国Trinity College London、Music Performance Advanced Diploma(ATCL)取得。CM、映画の挿入歌、アメリカの声楽グループ7Soprano(現Sopranessence)の一人として活動、在米日本国大使館の式典での国歌独唱を担い、マリーンベースでのアジア月間式典やサッカー公式戦での歌唱、アメリカのみならず、日本、アイルランド、ヨーロッパでの歌唱活動、舞踊家とのコラボ活動、和歌や古歌をコンサートで歌い日本文化を広げる活動を継続中。2025年3月よりCD発売中。

──ピアニストユリ
岡山生まれ、ロシア育ちのピアニスト。ロシア国立サンクト・ペテルブルク音楽院卒業。チャイコフスキー、ショスタコーヴィッチ、プロコフィエフなどを大先輩に持つゼレノゴルスク国際音楽コンクール 最高位サンクト・ペテルブルク室内交響楽団と朱鷺によせる哀歌(吉松隆)を共演8作のアルバムをリリースしている現在、岡山県にあるオルタナティブスクール「竹林のスコレー」にて音楽を担当する傍ら、全国各地で演奏活動を積極的に行っている4人の母である。

いいむろなおき
いいむろなおきマイムカンパニー主宰。マイム俳優・演出家・振付家。パリ・マルセル・マルソー国際マイム学院(3年課程)卒業。ニデルメイエ国立音楽院コンテンポラリーダンス科最上級クラス首席卒業。スタイリッシュで洗練されたスピード感あふれる舞台をテーマとしながらも常に笑いを忘れない作風で、関西を拠点に国内外で広く活動中。京都で無期限ロングラン公演を続けるノンバーバルシアター「ギア-GEAR-」マイムパート出演中。東京2020パラリンピック開会式出演、大阪・関西万博 主催国公式式典公式催事「ジャパンデー」振付・出演など。

岡山三曲協会
岡山県内の邦楽(箏、三絃、尺八)の団体で、昭和39年に設立。現在14団体、約300名の会員が在籍している。伝統芸術文化の継承と発展を目指して活動しており、毎年行う定期演奏会だけでなく、学校出前講座、三曲ジュニアや高校生邦楽コンクールへの支援など、次世代の育成にも努めている。

田中みずほ
3才より三味線、舞踊を始める。岡山県立芳泉高校卒業後、東京で内弟子邦楽修行。NHK邦楽技能者育成会を経て昭和56年NHKオーディション合格。NHK「日本の民謡」3年間レギュラー出演。岡山聾学校や県内の保育園・幼稚園・小学校などでゲストティーチャーとして和太鼓や三味線、民舞など民謡を指導。大学や生涯学習の場で“日本の音楽”講座を行う。また、県内の民謡の発掘に取り組み、全国に岡山民謡を発信。ショーステージ・慰問などでも『明るく楽しく元気よく』“みずほの世界”をプレゼント。

◎橋本雅衣ちゃん(はしもと・まい)
小学1年生。2024年、幼稚園年長で「ショパン国際ピアノコンクール in ASIA」未就学児部門金賞を受賞。今回のナイトミュージアムで、そのピアノの腕を特別に披露します。


■お問い合わせ
備前市美術館
岡山県備前市伊部 1659-6
電話:0869-64-1400(9:00〜17:00、月曜休館)
Email:bzbijutsu@city.bizen.lg.jp

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